社員ブログ
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弊社が平成10年に施工させていただいた鳥取県知事公邸を見学してきました!
この建物は、戦後の日本建築史を代表する建築家の一人である内井昭蔵氏が
基本設計、意匠管理をされています。
そして!
弊社社長が23年前、現場監督現役時代に担当した建物でもあります!
それでは写真を一部ご紹介します。
・エントランス・ロビー
玄関を入るとすぐに、大きな窓ガラス!!
よく手入れされた庭園が来賓の方々を出迎えてくれます。
近づいてよくみると、窓ガラスには鳥取県章が!!!可愛い!
衝突防止のマークですが、さりげない工夫がされています。
きれいなに清掃された窓ガラスはその存在に気づかなくてぶつかってしまうことがあります。
知事公邸でもたまに鳥が間違えてガラスにぶつかってくるそうです。
痛そう…
・ロビー
ロビーには石田雲鶴氏と柴山抱海氏、そして知事の奥様の書が飾られていました。
・ 第1応接室
カーペットと天井のデザインは鳥取砂丘をモチーフにしています。
天井は照明器具のカバーと兼用しており、因州和紙を使用しています。
壁の練り付け化粧合板には県産材のカバ桜を使用しています。
・ 廊下
壁紙は因州和紙、床フローリングは県産材のナラが使用しています。
壁紙は、よく見たら『ホントだ! 和紙だ!!』ってなりました( ゚Д゚)
・ ロビー
・ 第2応接室
この部屋は応接だけでなく、緊急時の会議室としての使用も想定されているそうです。
天井には凧をイメージした造形の障子が設置されています。
こちらも傾斜がついていて随所にこだわりが見られます。
机の上には新型コロナの感染症対策として飛沫防止パネルが立ててありました。
・ 第3応接室
和室のある知事公邸は全国でも珍しいとのことです。
造作材には県産材のスギや赤松が使用され、静寂で厳かな空間でした。
畳の間で正座ができない方のために椅子と机が用意してありました。
多種多様なおもてなしに配慮されています。
茶道具もずらり!
めちゃめちゃ高そう…(+_+)
屋根瓦は津ノ井瓦を使用しています。
写真ではわかりにくいですが、古い町屋の古瓦葺き屋根をモチーフにしており、
来待色をベースに数種類の色の瓦がランダムに配置されています。
・ 庭園
庭園では零れ桜(こぼれざくら)が風に舞っていました。
一年のうち数日しか見ることができない景色です。
今回は、桜のシーズンに見学してきました。
県産材や、県特有のものをモチーフにした造形が随所に使用してあり、鳥取を感じることができる建物でした!
四季折々で、また違う表情を見ることができます。
紅葉の時期にもじっくりと見学したいと思いました。
鳥取県知事公邸は、事前申し込みをすれば見学をさせていただくことができます。
一見の価値があります!
普段なかなか見ることができない建物ですので是非見学されてはどうでしょうか。
※注意
県主催の行事や、新型コロナの感染拡大状況により見学を中止されている場合があります。
見学を希望される際は、鳥取県ホームページで最新情報をご確認ください。