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社員ブログ

防災工事ってどんな工事?

 

今回は、土木工事の防災工事を紹介します。

 

 

 


土木工事のイメージは、山を削り、道路やトンネルを作る工事や、橋に橋梁を架ける工事、地下を掘り作業する上下水道工事、災害発生後に被災箇所を復旧する災害復旧工事などを想像すると思います。


一方、道路防災工事とは、道路への危険を未然に防ぐために行われる工事のことです。


例えば、山から大きな石が降ってきて道路に落ちないように予防したり、山の斜面が崩れてしまい大量の土砂を道路に流れないよう斜面の保護を行う工事です。


その中の工種の一つである、落石予防工 ロープ伏・ロープ掛の工事の紹介をします。

 

 

 

 


自然の山には、写真のような今にも落ちてきそうな岩がある場合があります。
このような、岩がある場合、道路や民家に落ちないようワイヤーロープ、ネット等を使用し、岩が滑動や転落しないように固定する工法です。

 

 


次に施工方法の紹介です。
防災工事は急斜面の場所が多く、人が歩いて上がることも難しい場所が多いです。
そのため、山の中にモノレールを設置し工事資材の運搬を行います。

 



資材をモノレールで運搬した後は、人力作業によりロープ等を設置します。

 

 

ロープ設置状況

 

完成

 


防災工事は、山の中でこのような工事を行っています。


岩や斜面が崩れてしまうと、とても危険であり大惨事となる場合がありますが、事前に危険な箇所を把握し対策しておけば、生活環境の安全性は確保されます。


あまり見る機会が少ない防災工事の内容を簡単に紹介させていただきました。


今後も引継き工事へのご理解・ご協力をお願いします。