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社員ブログ

ため池の工事もいよいよ

終盤に差し掛かり・・・

 

 

私が、今担当している⼯事は、⿃取久末にある七⾕池というため池を耐震性能を向上し、改修する⼯事をしています。

本⼯事では、ICT技術を駆使した施⼯を⾏い、築堤しています。

ICT技術を⽤いることで、通常の施⼯よりスピーディーに⼯事を⾏うことができます。

 

堤体を作るのには、ICT技術を搭載した重機を⽤い施⼯⾏いました。

 

また、ため池に⽤いる⼟の品質を確保するため、50㎝を盛⼟するごとに透⽔試験という試験を⾏いました。

透⽔試験は、ため池の⽔が抜けないことを確認するための試験で施⼯後に締固められた⼟を直径20㎝、深さ40㎝以上の⽳を⼈⼒で掘り、

その⽳に⽳の開いた塩ビ管を設置し、⽔を40㎝に満たしたあと10時間以上経過させ、その孔内にいれた⽔がどれくらい減るか確認するものです。

 

この堤体をテッペンまで盛るのに、30回以上、合計100個以上も⽳を掘り試験することなったため、⾮常に⾻が折れる作業となりました。

天候にも左右されるため、⾬の⽇は思うように施⼯できないこともありました。

また、堤体を盛⼟するのと同時に付帯する構造物も施⼯しないといけないため複数の⼯種⼯程を調整することが⾮常に困難でした。

 

そんな⼤変な⼯事ですが、7⽉には⿃取県職員、⾼校⽣、⼤学⽣、の⽅々が集う⾒学会が開催され、多くの⼈から注⽬を浴びました。

 

 

 

 

現在、堤体はほぼ完成し、⻑かった⼯事もいよいよ終盤戦に差し掛かりました。

堤体に付帯する構造物も、ほとんど出来上がっています。

残りの主な作業は、⼀番先頭の写真の右側にある、洪⽔吐(こうずいばけ)という、⼤型の⽔路部分の埋戻しを残すのみとなりました。

残りあとわずかですが、事故を起こすことなく現場管理していきたいと思います。