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社員ブログ

江山学園日記 No.5

2月もあっという間に最終週になりました。
 

 

 

もうすぐ3月というのに止まない雪、ホワイトアウトする視界、山のように積もる雪。
春が待ち遠しくなる毎日ですが皆さまいかがお過ごしでしょうか。

 

 

 

 

江山学園では各階のスラブコンクリート打設が2月3日から順次行われました。

 

 

 

 

屋上デッキスラブコンクリート打設状況




3階デッキスラブコンクリート打設状況




1階土間スラブコンクリート打設状況




 

 

 
 

 

スラブのコンクリート打設は、概ね午前中を目途に打設を完了し、その後は左官さんが天端の金コテ押さえを行います。


 
 

 







冬場は気温が低いため、コンクリート表面の水引きが遅く、左官さんは夜間まで金コテ押さえの作業を行います。


 

 
 

 
もうひとつ、冬場のコンクリートで注意が必要なのが打込み後のコンクリート温度の管理です。
 

 

 
建築工事では、コンクリート打ち込み後から5日間、コンクリート温度を2度以上に保つ必要があります。
冬場は夜間から早朝にかけて気温が氷点下になる場合もあるので、
コンクリート温度が下がらないように現場ではいろいろな工夫をします。
 

 

 

 

今回はコンクリートを打設した直下の階にジェットヒーターを設置して採暖養生をしました。


 

 






 

ジェットとつくだけあり、家電のヒーターと違ってかなり強力です。

 

 








 

温めた空気が外に逃げないように写真のように全面をシートで覆います。

 

 

 






ジェットヒーター使用中のデッキプレート裏の気温は10℃まで上がっていました。
この時の外気温は2℃だったので、効果抜群ですね。

 

 

 

また、コンクリート温度を実際に計測するためにコンクリート温度計で管理しました。











熱電対という電線をコンクリートの中に埋め込み、コンクリート温度を計測します。

 

 

山陰の冬は毎日気温が低く降雪の影響も受けるので、コンクリートの養生には毎回苦労しますが、
この様に見えないところでも建物の品質向上のためのいろいろな工夫をして工事を進めていきます。
 

 

 

 

今回は、スラブコンクリート打設の状況を紹介させていただきました。
 

 

 
今後は外壁のALC工事が始まり、どんどん建物が完成に近づいていきます。
また近況はTwitterやブログでお知らせします。